以前にも書きました、第2希望・第3希望についてをもう少し詳しく書きたいと思います。よくわからないよーという方に向けての内容になります。
再度御覧になりたい方はこちらからどうぞ。
子供から第1志望の大学を発表されたとします。よし、じゃあ目標に向かってがんばろう! なんですが。子供には第1志望の大学に向かってひたすら受験勉強をがんばってもらいます。ここから子供ががんばっている間、親の出来ることは、第2・第3志望を探しておくことだと思います。なぜなら子供は勉強に忙しい、というか少しでも勉強して欲しいです。
そこで。親がいちばん難しいのは受験パターンの把握だと思います。そうすると、それも頭に入れておく必要がありますよね。
予備校や塾に通われていると、保護者対象の進路説明会があるのですが、私は何回も聞いてようやく理解した感じです。ちなみに予備校で「一番複雑」と聞いたのは立命館大学の7パターンでした。なので親がすることは以下のとおりです。
同じ学部・学科を選択
第1希望の大学をヒントにして同じ内容の学部・学科を選びます。これは模試の業者のサイトで検索できるので、いくつかピックアップしてみて下さい。理系は勉強内容は似ていても大学によっては理学部だったり工学部に属していたり呼び名が違うので、多方面で検索する必要もあります。
各家庭の条件は
各御家庭の条件として自宅から通学とか、下宿とか、ブランドとか、国公立か私立か、決まっていると思うのでそれも考慮します。ここらへんは子供よりも親のほうが条件を分かっているのではないでしょうか。
受験パターン
子供の得意科目で有利に受験ができるのか。
うちの場合だと、できるだけ社会と国語を避けたい。京都大学の個別試験は国数英理でした。理っていうのは理科のなかに2科目を解答する必要があります。例えば物理と化学とか。その合計点での表記になります。
まず国公立は
センター試験と個別試験を受けます。ですが、国公立でも個別試験はバラバラ。京都大学であっても学部により配点が違うので注意です。
個別試験では、全教科100点満点ではなく、工学部であれば国100数250理250英200がそれぞれの満点。
理学部では国150数300理300英225といったように、理系内でも配点も合計点も違うのです。
また、国立後期の神戸大学の個別試験は英数国なのでわさびにとっては不利なんですよね。(理系なのになんで理科がないのよ)
私立のセンター利用
センター試験は各高校でどの科目を申込むのかの説明があると思いますが、とりあえず国数英社理の5教科を受験します。それが自分のセンターの成績になります。
私立の場合、センター試験の結果だけで各大学が計算をして合否を決める方法もあります。それがセンター利用といいます。
受験申込をするだけで合否結果が出るので、その大学の会場に行って試験を受けることもしなくていいし日程がかぶる心配も不要です。経済的にもお得。その中でも3教科だったり、5教科だったりと違いがあります。
また、一般の試験とセンター利用の併用、つまり合計した点数で合否判定する大学もあります。その場合は実際に試験を受けに行かなければならないのです。
一般受験
これは、実際に試験会場に試験を受けに行くのですが。国公立の個別試験と同様に、各大学によって試験科目が違い、配点も違うため、一つ一つ確認が必要です。
それと、私立であれば試験会場が大学だけでなく全国各地で開催するところもあります。「近くで受験できる」のであれば選択肢も広がりますね。
確認することがたくさんありましたが。そこで浮上した大学を偏差値で並び替えて、第1志望より少し下で選びます。それをすぐに子供には発表しないで、子供とその話題になったときに初めて話してみて下さい。模試の前日なんかに、「志望判定はどこを書くの??」というふうに切り出してもいいかもです。子供が第1志望しか考えてなかったら、提案してみて下さい。
だって志望判定は自由だし。うちでは「母のお楽しみ」と言ってました笑