模試受けてもE連打だし、周りが頑張りはじめて、おまけに浪人生という敵も増えて、2年生の時よりも偏差値が落ちたと感じる6月です。まあ、仕方ない。浪人生は既に、受験勉強を1周している人々。出来て当然だそうです。
予備校保護者会でも高校でも同じ事を言われました。
「現役が伸びるのは秋以降です。受験勉強をスタートして、成績が上がってくるのは早くても3か月後。結果が着いてくるまで長いので焦らないようにしましょう。また、現役生のほうがまだ受験勉強をそんなにやってないから伸び率は多いです。」
(・д・) へー。珍しく少し納得。
そもそも、勉強不足と苦手は別物です。受験生だけではないですが人間って、得意なことはすぐ取りかかるし、すぐ身につく。でも、苦手なことはなかなか気が進まないし、覚えるのも時間がかかりますよね。また、苦手を長時間行うのはきついですし、すぐ嫌になってしまいます。小刻みでしか出来ない。残念ながら放っておいても簡単に得意になるわけないし。苦手は苦手のまま、なんです。だからこそ早く始めて弱点だからこそ演習を重ねる。そういったことが必要に思えます。
受験生のスケジュールとして、秋は文化祭など学校行事が続き、それが終わるとバタバタと毎週のように模試があり、あっという間にセンターの申込、受験する大学の決定となります。本当に時間がありません。だから、模試で苦手が浮き彫りになったら、すぐに対策が必要なのです。
息子はそれを怠っていました。何度言っても現代文に手を付けない。どうも高校の担任が、現代文を軽視しているような発言があり息子としてはラッキーとばかりにそれを母に主張してきました。(この問題は、母と担任とのバトルに発展しました)いやいやいや 何言うてんねん
夏休みに息子は、苦手な現代文の講座も受けて、少しは分かってきました。しかし。秋頃に息子に質問してみました。他の教科はできるのに、何がアカンと思う?この答に母は衝撃がありました。
「俺、問題を読むのが遅いねん」
えーーーーっ (;´д`)
まさか。。。そんな初歩的な。。速読習わなあかんかったやん。小学生でやっておけばよかった。気になっていたのに。母大反省。読書嫌いな子供を放置していました。ここに来て大打撃を受けた気がしました。
だって、解決策が見当たらない(泣)これを克服するのは無理なのか、初めて弱気の母でした。京都大学に合格するためには、センター試験でも2次試験でも国語があります。理系志望でも決して軽視出来ないのです。そんなことでは全国のかしこと戦えへん。
母「通常授業で現代文を受ける?」
息子「いや、まだ冬期講習とかあるから。」
弱気な母を横目に、のんきなもんです。
母と息子の会話を聞いているパパ。キッチンでこっそり母に「あいつ、どうなん?」と聞いてきたので「今年は無理かも。間に合わない。」と答えました。後は息子が弱点とどう向き合うのかを見るだけです。他にも課題は山積み、受験勉強のスタートが遅かったので、何もかも時間が足りない状態でした。
弱点は弱点のまま秋が過ぎ、母はそろそろ第一志望を下げる調査を始めました。苦手を克服しようとしなければ、合格はあり得ないと考えたからです。親的にはどうしても京大合格なんて思ってなくて、子供の第一志望を応援するのが目的で、いい大学は他にもたくさんあります。
でも却下されました。息子は京都大学に合格したいのです。
結論からいうと、最終的には苦手を克服し合格しました。息子のレベルアップの方法は優秀な先生から学び取るということ。自分でそれが一番身につくことだと理解している息子は、すばらしい講師を追いかけ、受講し、自分のものとしました。ただ、あまりにもぎりぎりすぎたため、模試の成果には出ていません。しかし予備校で聞いたことがある、「現役生は本番直前まで伸びる」それをやってのけたことは事実です。
人により勉強の方法は違うと思います。息子のやり方は正解の一つにすぎません。効率のいい自分のやり方を知り、早く対策を講じる、これに尽きると思っています。