夏休みもあとわずか。
今日は、わさびから聞いたお話。
ある日、部活の先輩に言われました。「やっぱり現役は要領がいいな」
わさびは運良く現役で大学に合格できました。何がどう違うのでしょうか。母から見て、わさびは決して要領よくは見えないです。でも先輩にはそう見えた。なんで?結論が見えないけど。
また、先日、仕事関係の方から聞いた話。
たまに仕事でお会いする、何年も前から知り合いの方がいます。年が離れた弟がいるそうで、わさびと学年が一つ違いということで何度かお話を聞いていました。
弟さんがすごく勉強する子で、そして熱意がある子で、中学時代は猛勉強の末、地元で実力ナンバーワン公立高校に入学。
うちもナンバーワン高校に入ってほしいと思い、学校説明会に連れて行ったことがあります。しかしどうもわさびには響かなかったので受験には至らなかったのですがそんな経緯もあり、どのような高校なのかは少しは知っています。
ナンバーワン高校でさらに磨きをかけておられたようで、何年か前には「京大に行きたいと言ってすごい勉強してる」と聞きました。ナンバーワン高校は毎年、京都大学に現役合格者を多数出しています。
やっぱりあちらの高校は違うなーといった印象です。
で、結果、どうだったのか聞けませんでしたが共通の知り合いから、最近、一浪で合格したと聞きました。(学部は判明しませんでした。)
共通の取り合いの方は高校生の息子さんの家庭教師をたまにお願いしているそうです。 そこで、家庭教師の先生となった例の弟さんが、生徒さんにした指示は次のとおりです。
「毎日、英単語は300個、覚えてください」
ーーーーーー300!
ナンバーワン高校の指導なのでしょうか。そうなんでしょうね、きっと。
わさびはターゲット1900しかやってないけど。300なんてやってるから、ほかに手が回らなかったんじゃあないの?と私は思いました。
帰宅後、わさびにその話をしました。
京都大学に合格するには、ものすごい単語力が必要ではなさそうです。それよりも、知らない単語を文脈から推測できるようになることが大切なのだそうです。わさびは、高校の先生からそれを学んだと。
あら、要領いいこともあるんやね。
勉強は暗記だけではありません。深くやりすぎる、ただ闇雲に手を出すのは自己満足です。頭に入れた知識を、うまく使えるようになること。
それと、勉強まえに少し、考えてみるのはどうでしょう。受験期は何もかもやらなければと思いがちですが、取捨選択する、すなわち「重点的にやることと軽くでいいことを仕分けする」のはいかがでしょうか。
やらなくてはいけないことは分かりやすいですが、やらなくていいことはわかりにくい。
「取」と「捨」の選択、以外にも大切なのかもしれません。
母の考えはわさびにちゃんと伝わっていると思いたいです。