京都大学に合格したい

2018年、子供が京都大学に合格しました。現在、ブログデザイン編集中

子供と話すのは難しい

ちょっと、今日は精神論。

 

私は息子が京都大学に合格したことを親戚くらいにしか自分から話していません。さすがに6月になると徐々に広まり、ひさしぶりのママ友から「京大に合格したんやね」と突然のメールをいただいたりします。地方都市なので京都大学合格者が多発するわけではありません。何より、この両親(低学歴)の子供が!という驚き、予想外っぷりを感じます。何より本人たちが一番そう思っていますけど。

そして皆さん質問をされます。「どうやって賢くしたの?」いやいや、賢くしたのではなく、息子の希望するところまで歩きやすいように、道を整えた、というところでしょうか。

そしてまた、「小さい時から賢いしええやん」ええことばかりじゃないよ。それなりの苦労もある。息子をダメにしないようにしなあかんという使命感もあります。

 

先日、久々の友達に合格が発見されて連絡があり、会うことになりました。女子高校生と男子中学生の子供を持つママです。しかも高校生はうちの息子と、同じ高校です。

3年ぶりに会うのでお話を伺うと、女子高校生と進学の話がうまく出来ないとお困りでした。高校に進学してから、成績が伸び悩み、最も忙しい部活に所属しているので時間もなく、がんじがらめの様子。何よりお母さんと娘の性格が合わない。こじれているなあ、と思います。

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京都大学に来たら訪れる鴨川


 

普段から、しょうもない話ししてますか?

私はしょうもない話が出来なければ大切な話は到底できないと思っています。だから、日頃から進学うんぬんじゃなくて、家族として、話すことは必要です。学校どうやった?何か面白いことあった?今日のお弁当はどうやった?友達は元気にしてる?等々。言いやすい関係を作っておくと、本心が垣間見えるし、言いにくいことも言えるのではないでしょうか。

 

子供の本心はどこに

子供の頭の中の考えをどれくらい知っていますか?子供が口に出している意見は、はたして本当のことでしょうか。子供はいつも素直に自分の考えを述べているのでしょうか。

口から出ているそのセリフは本当の気持ちではないかもしれないです。意地を張ったり、知られたくなかったり、まだ結果だせてないから言えない、とか。

 

本当に子供の立場を考えたことはありますか?

まだまだ大人に成りきれない子供にとっては、成績や受験のことはとても大きく重い試練のようなものです。子供自身が自分と周囲を比べてしょげていたり、圧倒的な学力を見せつけられて唖然としたり。家に帰ればゆっくりしたいのに、親が「なんで勉強しないの」と口を出してきます。いい点数を取って褒められたいけど、きっとこんな点数では怒るだけだろうなぁ、言いたくないな。なのに親は結果を見てしまうので、「下がっているということは勉強していないということだ」と決めつけてしまいがちです。

そんなことはない、まだまだ途中なんです。本人も分かっていて、がむしゃらにもがいているときは、「分かっているならがんばれよ」と励ましましょう。

 

今じゃない場合

子供自身の気持ちが勉強に向いていない時は、何を言っても無駄な気がします。趣味の何かだとか部活とか、他の習い事とか。その楽しい事をしっかり楽しまないと、気持ちは切り替えられないと思います。

ただ、見てるこちらは心配倍増ですよね。分かります、モンモンです。だからと言って、その気持ちを押し付けては逆効果で。そこでぶつけちゃうと、溝を深くしてしまうのでしょう。

これはおそらく、色んなご家庭であるあるです。

 

親の本心はどこに?

親の?と思いました?そうです。無条件に親だから正解、大人だからちゃんとしているのではないです。親としての正しい勉強と行動は必要と考えています。

子供に何を求めていますか。△△大学に入学してほしい。将来、職業は○○になってほしい。□□株式会社に入社してほしい。とかあります?

 

親の考え、まとまっています?

受験校、受験勉強、学校成績、学校生活。それぞれ、どこまでまとまって回答できますか。

「できんできん、そんな暇ないねん!」

でも親は、子供には同じ事を求めている事に気付いていただきたいです。

 「そんなん、子供は自分のことなんやし当然やん!」

そうでしょうか。まだ世界がせまいやつらにそんな事が判断できるのか?先程の4項目をしっかり考えてみると、答えを出すのがいかに難しいかが分かります。しかしどんな子供よりも親が優れているのは、社会経験というもの。また、その社会経験を活かしての意見が出来るのは、親だけです。近所のオバチャンや親戚のおっさんは教えてくれない。

 そして子供が大人になるまでの成長過程には様々な出来事、イベント事があります。その中で親の都合のいいことや楽しいことだけを選別して参加するというのはいかがなものか。たまにいらっしゃいますわ。遊びに連れて行ったり、シーズンイベントとかは派手にやるのに、子供の問題行動や成績低下などになると急に無関心な方。「子供には自分で考える大人になっていってほしいしぃ」とか言っちゃう。正直、驚きを通り越して、引きます。

 いやな事や親にとっても難しい事も共に考え、行動することが、大人のあり方を見せることになると思います。子供にとっては少なくとも一番近い大人が私。親が面倒な事を避けていると、子供はそれを見ていて「それでええんや」と思うでしょうね。よそのご家庭はどうか知りませんが、うちではイヤです。

 

うちの場合

ありがたいことに、息子は小学生の頃から頭の回転が良かったので、ある意味こちらもたいへんでした。だって自分はこの年なのに未熟者、なおかつ学歴だって普通の普通、偏差値50(笑)!

いい加減な薄い内容ではすぐに論破されます。何か注意、提案するときは慎重に、適切な言葉を選びました。わが子ながら、感情論は厳禁です。

 

子供と進路を話す時の心得

  1. 情報収集は入念に、情報は押し付けず。
  2. 話は混同しない。
  3. わが子の事は自分の事
  4. 叱るではなく、提案
  5. 感情論は厳禁

 

長くなってしまいましたが、話し合いがうまくいかないご家庭の参考になれば幸いです。